「経済のサービス化」と資本制領有次元

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タイトル別名
  • Services as Commodities and the Capitalist Appropriation Concept

抄録

<p>商品・有用物は,市場での売買によってその所有権が販売者から購買者に移転するが,サービスは物財に対象化せず,その商品としての売買には所有権の移転はみられない.この点につき,「市場でのサービス――その市場取引の対象が有形商品の所有権の移転以外であるような企業家による市場取引」という,消去法によるサービス売買にかんする規定がみられる. 本報告は,『資本論』第1部に「商品生産の所有法則の資本制領有法則への転回」章があるが,この章の「資本制領有」概念と「個人的領有」概念がサービス売買による社会関係の変化を肯定的に表現していることの証明を課題にしている.</p>

収録刊行物

  • 生産管理

    生産管理 27 (2), 123-128, 2020

    一般社団法人 日本生産管理学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390298433281907584
  • DOI
    10.14846/seisankanri.27.2_123
  • ISSN
    21866120
    1341528X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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