MFCAとTOCを用いた生産プロセス及び製造設備設計の最適化

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書誌事項

タイトル別名
  • Optimization of Manufacturing Process and Facility Design Using MFCA and TOC

抄録

<p>マテリアルフローコスト会計(MFCA:Material flow cost accounting)と制約理論 (TOC:Theory of constraints)に依拠して資源生産性とスループットを極大化させる理論研究は,飛田(2013) [6]により実施され,金属プレス加工業(中小企業)を対象として,MFCAとTOCの両手法によって生産プロセスを分析し,ロス削減を実現するための事例研究は,中嶌 (2015) [7]により報告されている.本研究では,従来行われてきた既設の生産プロセスではなく,工業化段階に両手法を導入することで,全体最適化を目的とした製造施設設計の事例を検討する.対象製品は,再生医療等で注目を浴びているバイオマテリアルであり,本研究を通じ,システムコスト(消費電力)は,新施設構築時に40%以上の削減が可能となり,他コスト要素の最適化も合わせ,トータルで原価を約30%低減,またスループットは,最大で57%改善出来る分析結果が得られた.</p>

収録刊行物

  • 生産管理

    生産管理 27 (2), 57-65, 2020

    一般社団法人 日本生産管理学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390298433281919488
  • DOI
    10.14846/seisankanri.27.2_57
  • ISSN
    21866120
    1341528X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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