サーキュラー・エコノミーのこれから

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書誌事項

タイトル別名
  • A Future of Circular Economy
  • ―Toward One Planet Economy―
  • ―1つの地球へ―

抄録

<p>地球1つの自浄能力を超えてしまってから時間がどんどん過ぎて行っている.2009年のロックストロームの報告[x],2021年のダスクプダの報告[y]など生物多様性の側面から見ても,どんどん悪化している.ロックストロームらの研究では,環境分野に定量化と限界値(閾値)の設定が行われたこと,すなわちPlanetary Boundary の設定は,特筆すべき成果であった.この限界値を超えた惨状からみると,”Closing the loop”と掛け声をかけたのも良く理解できる.当稿では2015 年EUのCircular Economy Package が発令されてからの,特に資源問題を中心にAction Plane を追う.推移を見て,さらにこれからのあり方を論じる.単に形式上のシェアリングなどだけでは有効ではなく,エコ・デザイン=サーキュラー・デザインから着手しないと根本的な解決に繋がらない.筆者なりのサーキュラー・デザインの位置づけ発表し,事業者がサーキュラー社会に向かってのストーリを作り上げそれを語ることがCE実現の道である.モノづくり真の意義を考えると,最終的には自然との共生が必要である.</p>

収録刊行物

  • 生産管理

    生産管理 28 (1), 113-118, 2021

    一般社団法人 日本生産管理学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390298433281935872
  • DOI
    10.14846/seisankanri.28.1_113
  • ISSN
    21866120
    1341528X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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