極低出生体重児(VLBWI)における直接ビリルビン値の検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Serial Evaluation of Serum Direct Bilirubin Values in Very Low Birth Weight Infants during NICU admission
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説明
<p> 極低出生体重児 206例(男児121例,平均在胎週数29.4±3.2週,平均出生体重1, 066±297g)の,直接ビリルビン(direct bilirubin;以下DB)値の各症例における最大値(頂値)の経時的推移と,高DB血症(DBの頂値≧2.0mg/dL)発症に寄与する周産期因子の検討を行った.その結果,DB頂値の日齢は42.2±26.5日,DB頂値の修正週数は35.3±4.0週であった.高DB血症を206例中10例(4.9%)に認めた.多変量解析を用いて高DB血症の発症に寄与する周産期因子を検索し,出生体重zスコア(p=0.001,OR 0.345)と経腸栄養確立日齢(p=0.012,OR 1.663)が選択された.DB処理能の成熟は生後日齢より受胎後週齢に影響を受けやすいこと,高DB血症発症の危険因子としてより高度な胎児発育不全と経腸栄養確立の遅れが寄与する可能性が示唆された.</p>
収録刊行物
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- 日本周産期・新生児医学会雑誌
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日本周産期・新生児医学会雑誌 59 (3), 317-322, 2023
一般社団法人 日本周産期・新生児医学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390298433283998464
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- ISSN
- 24354996
- 1348964X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可