高温水蒸気ガス化技術を用いたプラスチックからの可燃性ガス製造に関する基礎研究

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タイトル別名
  • research on production of combustible gas from plastics using high temperature steam gasification technology

抄録

<p>木質系バイオマスをガス化剤である高温水蒸気雰囲気で反応させ、H2、CO、CH4等の可燃性ガスを生成する技術をプラスチックへ応用し、プラスチック原料をガス化するために必要な熱特性の知見を基に、高温水蒸気雰囲気でガス化実験可能な簡易ガス化装置を用いて、ポリスチレンビーズを原料としたガス化実験を二酸化炭素と、窒素雰囲気の条件で実験を行った。実験では、二酸化炭素雰囲気では、ガス化開始後7~15分が最も可燃性ガスの発生量が多く、最もガス化が促進していたと考えられ、8分後の可燃性ガスの組成はH₂:10.2%、CO:22.1%、CH₄:0.13%であった。比較対象区の窒素雰囲気では、二酸化炭素雰囲気と違い一酸化炭素はほとんど発生しておらず、水素が主として発生する傾向となり、ガスの組成はH₂:7.1%、CO:13.6%、CH₄:0.10%であり、可燃性ガスの割合が少ないことを明らかにした。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390298433284019456
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.34.0_155
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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