廃棄物最終処分場における観測井内ガス組成のモニタリング意義

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タイトル別名
  • The significance to monitor gas composition in observation wells at waste landfills

抄録

<p>廃棄物最終処分場の維持管理や廃止を考慮した埋立地ガスの調査では、オールストレーナー構造の場内観測井を設置することが多い。しかし、様々な要因で井戸管内のガス組成が深度によって異なる場合があり、その原因を究明することは重要である。そこで、自作のエアパッカーを用いて場内観測井周辺のガス組成を深度別に調査したところ、井戸管内の深度ごとのガス組成は、エアパッカー法で得られた対象深度以深の廃棄物層内ガス組成の積算値と近似していた。このことから、井戸管内ガスの組成は、開口部からの外気の影響を受けない深度で採取すれば、廃棄物層内から放出される埋立地ガスを表現できることが示唆された。なお、土堰堤が近い場内観測井においてエアパッカーを用いると、ブロアの吸引力が強いと、通気性の高い廃棄物層を通じて法面から外気を吸引する可能性があった。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390298433284082304
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.34.0_437
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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