アンコンシャス・バイアスの克服方法に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Research on how to overcome Unconscious Bias

説明

<p>本研究は、「差別される側」からの告発に問題があることを背景に、性差による差別解消に焦点を当て、より効果的な方法を検討することを目的とする。 される側からの告発には3つの問題点がある。まず、告発の正当性が疑われることがあり、する側によって差別が無効化されることがある。次に、カテゴリー化の問題があり、女性が女性差別に対して告発すると同じカテゴリーの女性から反発が起こることがある。そして、される側の告発により、する側が差別を認識しても、損益を鑑みて差別を正当化することがある。 したがって差別解消を目指すためには、する側からの働きかけも必要不可欠だろう。そこで、本研究ではする側の視点に立ったアンコンシャス・バイアスを克服するための体験学習プログラムをデザインする。関連研究調査では、アンコンシャス・バイアスに関する議論や実践事例を参考に、課題を明らかにした。する側を「差別者」とし、差別者に同化を求められる第三者を「共犯者」と置くことで、する側にとって差別がどのような意味を持つのかを明確にし、アンコンシャス・バイアスの克服を促す体験学習プログラムを設計する。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390298444167396608
  • DOI
    10.11247/jssd.70.0_100
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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