アンコンシャス・バイアスの克服方法に関する研究
書誌事項
- タイトル別名
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- Research on how to overcome Unconscious Bias
説明
<p>本研究は、「差別される側」からの告発に問題があることを背景に、性差による差別解消に焦点を当て、より効果的な方法を検討することを目的とする。 される側からの告発には3つの問題点がある。まず、告発の正当性が疑われることがあり、する側によって差別が無効化されることがある。次に、カテゴリー化の問題があり、女性が女性差別に対して告発すると同じカテゴリーの女性から反発が起こることがある。そして、される側の告発により、する側が差別を認識しても、損益を鑑みて差別を正当化することがある。 したがって差別解消を目指すためには、する側からの働きかけも必要不可欠だろう。そこで、本研究ではする側の視点に立ったアンコンシャス・バイアスを克服するための体験学習プログラムをデザインする。関連研究調査では、アンコンシャス・バイアスに関する議論や実践事例を参考に、課題を明らかにした。する側を「差別者」とし、差別者に同化を求められる第三者を「共犯者」と置くことで、する側にとって差別がどのような意味を持つのかを明確にし、アンコンシャス・バイアスの克服を促す体験学習プログラムを設計する。</p>
収録刊行物
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- 日本デザイン学会研究発表大会概要集
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日本デザイン学会研究発表大会概要集 70 (0), 100-, 2023
一般社団法人 日本デザイン学会