当院における乳房MRIガイド下生検の導入について~遺伝性乳癌卵巣癌診療への重要性~
書誌事項
- タイトル別名
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- Initial clinical experience with MRI-guided breast biopsy: the importance of MRI-guided biopsy in the treatment of hereditary breast and ovarian cancer syndrome
抄録
<p> BRCA1/2遺伝学的検査は,PARP(Poly ADP-ribose polymerase)阻害薬のコンパニオン診断から遺伝性乳癌卵巣癌(hereditary breast and ovarian cancer;HBOC)の診断まで広く晋及しつつある.今後,BRCA1/2遺伝学的検査数の増加と,それに伴いBRCA1/2病的バリアント保持者の増加が見込まれる.BRCA1/2病的バリアント保持者では,年に1回の乳房造影MRI検査でのサーベイランスが推奨されている.MRIでのみ描出される病変に対しては,MRIガイド下生検(MRI-guided vaccuum-assist biopsy;MRI-VAB)が必要となるため,MRIを行う際にはMRI-VABが可能な施設との連携が望ましいとされている.しかしながら,実際に保険診療でMRI-VABを行っている施設は少ない.当院では2022年6月からMRI-VABを開始し,2023年5月までの期間においてMRI-VABを6例に施行した.患者の年齢は30~60代であり,半数は悪性であった.1例は,BRCA2病的バリアント保持者で非浸潤性乳管癌(ductal carcinoma in situ;DCIS)と診断されたHBOC症例であった.今回,われわれはMRI-VABの導入時に必要であった準備と過程を報告する.</p>
収録刊行物
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- 遺伝性腫瘍
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遺伝性腫瘍 23 (3), 114-118, 2023-12-15
一般社団法人 日本遺伝性腫瘍学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390298466310075008
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- ISSN
- 24356808
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可