脳神経外科における働き方改革の現状と課題

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タイトル別名
  • Work Style Reform for Physicians : Overtime Work Regulations for Physicians starting in 2024

抄録

<p> 2024年4月から始まる医師の時間外労働規制において, 時間外労働の上限は休日労働を含めて原則年960時間となり, 年1,860時間の上限が一部の医療機関に条件付きで暫定的に定められることになった. 医療機関は勤務医の労働環境の改善, 取りわけ勤務量の削減に注力しなければならないが, 労働時間を大きく左右する宿日直許可の取得をはじめとする夜間の勤務体制の構築と自己研鑽の切り分けを短期的には最優先事項とすべきである. 他職種へのタスクシフトの推進も重要であるが, これには脳神経外科医の意識改革が必要である. 脳神経外科においては, 夜間の脳卒中患者に対応するために, 拠点化や集約化が進む可能性がある.</p>

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