Integrated Palliative care Outcome Scale(IPOS)の非がん患者への実施可能性と表面的・内容的妥当性の検討

  • 石井 容子
    自治医科大学 看護学部 東北大学大学院 医学系研究科 緩和ケア看護学分野
  • 伊藤 奈央
    東北大学大学院 医学系研究科 緩和ケア看護学分野 岩手医科大学 看護学部
  • 松村 優子
    京都市立病院 がん医療連携センター
  • 横山 孝子
    看護小規模多機能居宅介護 まるごとケアの家あいさん家
  • 青山 真帆
    東北大学大学院 医学系研究科 緩和ケア看護学分野
  • 宮下 光令
    東北大学大学院 医学系研究科 緩和ケア看護学分野

書誌事項

タイトル別名
  • Feasibility, Surface and Content Validity of the Integrated Palliative care Outcome Scale (IPOS) for Non-cancer Patients

抄録

<p>【目的】緩和ケアの包括的な評価尺度であるIntegrated Palliative care Outcome Scale(IPOS)の非がん患者への適用を検討する.【方法】非がん患者と患者をケアする医療者, 各20名にIPOSの調査票へ回答してもらい,その調査票に対するコグニティブインタビューを行った.インタビュー内容は,質的分析手法である内容分析を用いて分析した.【結果】患者・医療者ともに約半数から9割がIPOSの全17項目に対して答えづらさやわかりにくさを感じなかったと回答し,表面的妥当性が確認された.また,分析結果を専門家で検討し,IPOSの内容的妥当性が確認され,非がん患者に特徴的なIPOSの項目も明らかになった.【結論】非がん患者に対するIPOSの表面的・内容的妥当性が確認され,IPOSは非がん患者の緩和ケアの包括的な評価ツールとして活用できることが明らかになった.</p>

収録刊行物

参考文献 (11)*注記

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