脳に潜むボルナウイルスの脳への影響とその期待される治療戦略
-
- 本田 知之
- 岡山大学学術研究院医歯薬学域病原ウイルス学
説明
ボルナウイルスは脳神経系細胞に高い指向性を持つウイルスである。ボルナウイルス感染症は主に動物で認められており、急性感染による致死性脳脊髄炎から持続感染による社会行動異常まで、多岐にわたる脳神経系の症状を呈する。近年ヒトにおいても、ボルナウイルス感染が致死性脳炎の原因となることが示され、人獣共通感染症として注目を集めている。本稿では、ボルナウイルス感染症の基本情報とヒトでの疫学、その期待される治療法について概説する。
収録刊行物
-
- ファルマシア
-
ファルマシア 60 (1), 26-30, 2024
公益社団法人 日本薬学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390298668092327424
-
- ISSN
- 21897026
- 00148601
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可