ゲリラ豪雨・線状対流系豪雨と共に生きる気象制御に関する初期検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Initial Studies on Heavy Rainfall Control for Living Together with Isolated-Convective Rainstorm and Line-Shaped Rainbands
説明
<p>2050年までに激甚化しつつある豪雨を制御し極端風水害の脅威から解放された安全安心な社会を実現するために,本研究ではゲリラ豪雨と線状対流系豪雨を対象として,それらの豪雨の発生・発達過程に介入することによって豪雨の強度や発生頻度を抑制するための研究開発に取り組む. 現状では豪雨の発生過程を陽に表現する数値気象モデルは限られていて豪雨の発生・発達過程への介入による豪雨の抑制効果を評価することが難しい.そのため,まずはそれらのモデル開発に注力し,さらに数値気象モデルと模型実験・現地観測による豪雨制御手法を数値的に構築するとともに,豪雨の発生・発達に効果的にインパクトを与える工学的手法を開発していく.その際,複数種類の工学的手法を考案し,それらを多時点・多段階的にリアルタイムで最適に実施するための制御システムを構築する.加えて,豪雨制御による自然への短期的・長期的影響評価とELSIとRRIの視座から,人が自然を改変することを許容される範囲(すなわち,“自然の懐”)を明らかにし,自然と人を繋ぐキーファクターとして豪雨制御技術を位置づけることによって,豪雨と人が共に生きる未来社会を形成していく.本発表では,初期検討結果,および,当初想定していなかったが新たに見えてきた視点について報告する.</p>
収録刊行物
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- 水文・水資源学会研究発表会要旨集
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水文・水資源学会研究発表会要旨集 36 (0), 246-, 2023
水文・水資源学会