水資源評価モデルH08の長崎県を対象とした検証

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タイトル別名
  • Validation of the Water Resource Assessment Model H08 for Nagasaki Prefecture

抄録

<p>九州北部では1967年の長崎渇水や1978年の福岡渇水といった大規模な渇水事例があるが、近年は給水制限が必要な渇水事例は起きていない。国土交通省は年単位の水資源評価を行っているが、県別や月別にみたときの水需給のバランスはどうか疑問を持った。本研究では長崎県を対象として、水資源評価H08を1分解像度で九州に適用し得られた結果を、県の取水量ベースの水資源量や農作物の収穫量等の統計データと比較し検証した。その結果、作物の収穫量は、計算結果39822(t)、統計データ62900(t)と大きく差があった。設定した作付面積や作付け日に違いがあることからその差が生まれたと考えられる。今後、各セルの農地面積割合データやサブモデルの設定を見直して,統計データに近づけられるか検討する予定である。また渇水年における貯水池の管理や水資源量の評価を行い、九州地方について水資源量を妥当な精度で計算できるよう改良していきたい。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390298668092567296
  • DOI
    10.11520/jshwr.36.0_92
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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