ネイティヴ・スピーカーのいない英会話 : 戦時・戦後の連続と「アメリカン・スクール」

DOI IR HANDLE Web Site Open Access

Bibliographic Information

Other Title
  • ネイティヴ スピーカー ノ イナイ エイカイワ センジ センゴ ノ レンゾク ト アメリカン スクール

Search this article

Abstract

小島信夫「アメリカン・スクール」(一九五四年)は、英会話という場における主体の亀裂を問題にしたテクストであった。しかしこの亀裂に関わる英語観の多様性が戦後日本の言説空間において問題にされることはなく、「アメリカン・スクール」は劣等感を抱く戦後日本人という主体を立ち上げる運動に巻き込まれてしまうことになる。本稿はそうした戦後の言説空問に、戦時と戦後の歪んだ連続性=欺瞞性を見る。

Journal

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top