急性期病院での備品長下肢装具の課題

DOI
  • 栗田 慎也
    東京都保健医療公社荏原病院リハビリテーション科 東京都立病院機構東京都立大久保病院リハビリテーション科
  • 尾花 正義
    東京都保健医療公社荏原病院リハビリテーション科

書誌事項

タイトル別名
  • Issues of equipment for knee-ankle-foot orthoses in an acute hospital : Data from our hospital
  • —当院のデータから—

抄録

<p>脳卒中発症早期より長下肢装具(Knee-Ankle-Foot-Orthosis:以下,KAFO)を使用する報告は増えているが,病院の備品であるKAFO(以下,備品KAFO)は患者の下肢周径が大きく装着ができないことや備品KAFOの制限体重などの問題で使用できないことがある.本調査は2017年から2021年1月までに当院で本人用のKAFOを作製した脳卒中患者45例の診療録を後方視的に調査し,備品KAFOが使用できなかった要因を検討した.結果は45例のうち,30例が男性であり,男性の平均体重は69.6±15.7 kgであった.このうち,12例(約40%)は備品KAFOの制限体重以上であった.備品KAFOの制限体重以上の脳卒中患者でKAFOが必要である場合には,本人用のKAFOを早期に作製する必要が示唆された.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390298820574477056
  • DOI
    10.11267/jspo.39.57
  • ISSN
    18840566
    09104720
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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