厚生労働行政における計画策定方法の進展
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- 埴岡 健一
- 国際医療福祉大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Progress in Policy Evaluation in the Ministry of Health, Labor and Welfare
- -An Analysis on the Dissemination Process of the Logic Model-
- -ロジックモデル導入状況の検討-
説明
<p> 厚生労働省の医療計画、がん対策計画、循環器病対策計画の3計画の作成方針に関して2022年度末に「ロジックモデルの活用」が盛り込まれた。これに基づき2023年度に都道府県が3計画を策定する。</p><p> 厚生労働行政におけるロジックモデル導入過程を整理し、今後の普及方策を検討するため、3計画に関する国の計画文や通知文、都道府県の計画文などをレビューした。また、先行導入都道府県の担当者の事例報告の内容を分析した。①萌芽期から普及期に入った、②国(厚生労働省)の中で先行事例が生じている、③部局間差が生じている、④都道府県で先行事例が生じている、⑤その結果、都道府県間差が生じている、⑥先行事例からの教訓が得られる、⑦部局間、都道府県間、国・都道府県間、官民間の波及が生じている、といった可能性が明らかになった。</p><p> 2023年度の3計画策定時にロジックモデルを活用する都道府県が主流となれば、厚生労働行政の政策評価が進展する基盤になることが期待される。</p>
収録刊行物
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- 日本評価研究
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日本評価研究 23 (2), 75-90, 2023-09-30
特定非営利活動法人 日本評価学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390298842368999424
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- ISSN
- 18847161
- 13466151
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可