炭酸ガスレーザーで治療した口唇のフォアダイス状態の3例

書誌事項

タイトル別名
  • Three Patients with Fordyce Spots Treated with Carbon Dioxide Laser

抄録

<p>口唇のフォアダイス状態を主訴に受診した3症例に対し,炭酸ガスレーザー(CO2RE®シネロン・キャンデラ社)を用いて治療を行った.組織学的検討を踏まえ,病変の解剖学的位置を考慮した照射を行った.1例は術後一部に再発を認めたが,2例は現在に至るまで再発なく,いずれも瘢痕形成はなかった.フォアダイス状態は正常な独立脂腺の集簇であり病的意義がないが,顔面においては整容面から治療を希望する場合も多い.本疾患は真皮の比較的浅い部位に存在し,好発部位である粘膜は創傷治癒が非常に早いため炭酸ガスレーザーにより低侵襲かつ短期間での治療が可能である.</p>

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参考文献 (8)*注記

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