気象変化により影響を受ける慢性痛に対するリハビリテーションの有効性 -自覚的感覚尺度を用いた評価-

  • 櫻井 博紀
    常葉大学保健医療学部理学療法学科 愛知医科大学医学部疼痛医学講座
  • 佐藤 純
    愛知医科大学医学部疼痛医学講座 中部大学生命健康科学部理学療法学科
  • 青野 修一
    玉川大学工学部ソフトウェアサイエンス学科
  • 牛田 享宏
    愛知医科大学医学部疼痛医学講座

書誌事項

タイトル別名
  • Efficacy of rehabilitation therapy in the treatment of chronic pain affected by weather change - evaluation using subjective sensory scale -
  • キショウ ヘンカ ニ ヨリ エイキョウ オ ウケル マンセイツウ ニ タイスル リハビリテーション ノ ユウコウセイ : ジカクテキ カンカク シャクド オ モチイタ ヒョウカ

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抄録

<p>気象変化により影響を受ける慢性痛患者を対象として,薬物療法にリハビリテーションを組み合わせた場合の有効性について自覚的感覚尺度を指標として検討した.初診時およびフォローアップ時に自覚的感覚尺度を質問票にて回答を得た.薬物療法のみ,および,薬物療法に加えてリハビリテーションを行った群の両群で,痛みの程度,生活機能障害,破局化思考において同程度の改善がみられた.また、薬物療法に加えてリハビリテーションを行った群では,心理尺度である不安・抑うつの抑制効果と自己効力感の改善がみられた.これらの結果から,気象変化により痛みが悪化する慢性痛患者に対して、薬物療法に加えてリハビリテーションを行うことは、心理面の障害の改善のために有効なものと考えられる.</p>

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