中・高・大学生のニーズを反映した日英パラレルコーパスEasyConcの検索ソフトEasyConc for Access.accdbの開発

書誌事項

タイトル別名
  • The Development of a Retrieval Software, EasyConc for Access.accdb : A Japanese-English Parallel Corpus that Reflects the Needs of Junior and Senior High School, and University Students in Japan

この論文をさがす

抄録

日英パラレルコーパスEasyConcは、中学生、高校生、大学生がコミュニケーション活動において英語で表現したかったことを日本語で書いてもらい、それを英語母語話者教師と日本人英語教師とで英訳し、さらにその英訳に対してCLAWS7による文法標識を付与したものである。EasyConcの検索アプリEasyConc for Access.accdbは、ワイルドカードを用いて英語検索、日本語検索、TAG検索の機能と検索結果をファイルに出力する機能を有する。検索速度も速くweb環境のないところで使用できるユーザーフレンドリーなアプリケーションソフトである。  EasyConc for Access.accdbの検索結果から、have nothing (special) to do、have something (else) to do、don’t have anything to doのパターンや、what elseのパターンも学習者のニーズとして必要な表現であることが分かり、教科書を補って指導する必要があることが分かった。さらに、仮定法過去のI wishの検索結果から、学習者の日常生活での願望を表す表現を把握することができる。学習者のニーズを満たし、表現力を伸ばすために、学習者コーパスの英文を授業で活用する工夫が必要である。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ