比例的推論の基礎の形成に関わる活動

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • 身体化認知の視点から見た小学校低学年の音楽科と生活科

抄録

<p>本稿の目的は,音楽科と生活科の複数の教科書の記述から,ユニット化につながる活動を身体化認知の視点から抽出し,それらの活動と比例的推論の概念形成をつなげる授業デザインのアイデアを考察することである.小学校低学年の音楽科の教科書分析からは,1:リズム遊び,2:リズムづくり,3:呼びかけと答え,4:わらべうた,5:楽器演奏の5種のユニット化につながる活動を抽出した.生活科の教科書分析からは,6:生き物とのふれあい,7:植物を育てる,8:道具をつくる,9:施設で見つけるの4種の活動を抽出した.これらの9種の活動からは,聴覚,触覚,動作や情動などのマルチモーダルな情報を通して,ユニット化につながる経験をさまざまに積むことができる.これらの経験を比例的推論の学習につなげていくためには,音楽科や生活科の学習内でのユニット化の意識化,算数科の学習内での数学的活動やメタファーの活用の工夫が挙げられた.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390298897684291328
  • DOI
    10.14935/jssep.47.0_45
  • ISSN
    24332925
    09134476
    21863628
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ