都市と僻地の差異から学ぶ地域医療教育について

DOI
  • 辻 喜久
    札幌医科大学総合診療医学講座 札幌医科大学南檜山地域医療教育学講座 滋賀医科大学総合診療医学講座

書誌事項

タイトル別名
  • Rural Medical Education Design in Minami-Hiyama

抄録

<p> 我々は, 北海道南部の南檜山地域 (2次医療圏) をリソースとした地域医療教育に取り組んでいる. 南檜山地域は (1万4千km2, 人口2万3,000人, 高齢化率41.6%) と僻地である. 一方, 近年, "地域" に求められる医師像が多様化し, 高度にデザインされた医師養成プログラムが必要となった. そこで, 我々は, "差異" の概念に基づき地域医療教育のデザインを試みている. "差異" は都市-地方間だけではなく, 異なった文化間に常に生じうる. ここでは南檜山と札幌を遠隔診療/教育のシステムでつなぐことで "差異" が生じ, 差異を経験した学修者において, より地域医療への理解が深まることを期待した.</p>

収録刊行物

  • 医学教育

    医学教育 54 (5), 467-473, 2023-10-25

    日本医学教育学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390298930854528000
  • DOI
    10.11307/mededjapan.54.5_467
  • ISSN
    21850453
    03869644
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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