前処理用カラムによりバックグラウンドノイズを低減した高速液体クロマトグラフィー/質量分析法による陰イオン界面活性剤の定量

  • 石井 恭子
    独立行政法人製品評価技術基盤機構バイオテクノロジーセンター
  • 小黒 かく
    独立行政法人製品評価技術基盤機構化学物質管理センター
  • 佐々木 和実
    独立行政法人製品評価技術基盤機構バイオテクノロジーセンター

書誌事項

タイトル別名
  • Determination of Anionic Surfactants by High Performance Liquid Chromatography/Mass Spectrometry Using a Pretreatment Column to Reduce Background Noise

抄録

<p>LC/MS/MSによる陰イオン界面活性剤の定量分析の検討を行った.検討の結果,分析対象の陰イオン界面活性剤が,バックグラウンドとして,移動相中に高濃度に検出し,定量分析を妨害することを確認した.そこで,六方切換バルブに前処理用カラムを取り付け,定量分析の妨害となる陰イオン界面活性剤のバックグラウンドを低減することを可能としたLC/MS/MSを構築した.構築したLC/MS/MSによる陰イオン界面活性剤の定量方法を検討し,検量線作成の結果,良好な直線性を示し,定量が可能であることが確認された.</p>

収録刊行物

  • 分析化学

    分析化学 73 (1.2), 11-16, 2024-01-05

    公益社団法人 日本分析化学会

参考文献 (2)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ