拡散テンソル画像および拡散テンソルトラクトグラフィーの定量解析手法における信頼性の検証

  • 伊藤 兼
    岩砂病院・岩砂マタニティ リハビリテーション部
  • 中島 弘之
    岩砂病院・岩砂マタニティ 放射線部
  • 増田 優作
    岩砂病院・岩砂マタニティ リハビリテーション部
  • 川尻 将太
    岩砂訪問看護ステーション
  • 森 憲司
    岩砂病院・岩砂マタニティ リハビリテーション部
  • 千鳥 司浩
    中部学院大学 看護リハビリテーション学部 理学療法学科

書誌事項

タイトル別名
  • Verification of the Reliability of Quantitative Analysis Methods for Diffusion Tensor Images and Diffusion Tensor Tractography

抄録

<p>〔目的〕拡散テンソル画像(DTI)と拡散テンソルトラクトグラフィー(DTT)の解析において,関心領域法とtract specific analysis(TSA)の再現性の違いを明らかにすること.〔対象と方法〕対象者は,健常な男女17名(年齢32.8 ± 6.8歳),検査者は理学療法士3名.関心領域法(フリーハンド,楕円形,球形)は中脳大脳脚,TSAは皮質脊髄路の線維束でfractional anisotropy値を解析し,検者間信頼性を比較した.〔結果〕TSAはフリーハンド,楕円形と比較して有意に信頼性が高く,球形と有意差がなかった.〔結語〕DTIとDTTの解析において,関心領域法のうちフリーハンドおよび楕円形よりもTSAの再現性が高く,球形とTSAは再現性に差がないことが示唆された.</p>

収録刊行物

参考文献 (23)*注記

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