教育講演2:現代社会における多様な依存症とは

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タイトル別名
  • The diversity of addiction in modern society

抄録

<p>インターネットは2000年頃から急速に普及し,スマートフォン(スマホ)の登場とともに身近で社会に欠かせないインフラとなった.日本においてもスマホの普及が年々進むとともに,若年層のインターネット利用が増加している.さらに,2020年COVID-19禍から,インターネット利用時間の増大が加速している.依存とは,物質の摂取や行動がコントロールできず,それによって様々な問題が生じる病態を指す.インターネット依存の概念は1990年代に初めて提唱されたが,インターネットコンテンツのうち,ゲームへの依存が,2019年WHO(世界保健機関)によって精神疾患の一つとして承認された.ゲーム依存は精神的・身体的な問題を引き起こす可能性があるため,今後の対策が喫緊の課題である.私たちができる予防策として,適切なメディアリテラシーを身につけるとともに,家庭内でのルール設定や家族間のコミュニケーションをとることが推奨される.</p>

収録刊行物

  • 産業精神保健

    産業精神保健 32 (1), 39-43, 2024-02-20

    一般社団法人 日本産業精神保健学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390299207438724480
  • DOI
    10.57339/jjomh.32.1_39
  • ISSN
    27581101
    13402862
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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