コロナ禍における学習支援の実践報告－漢字の書字に困難のある中学生に対するオンラインでの漢字指導－

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  • コロナ カ ニ オケル ガクシュウ シエン ノ ジッセン ホウコク : カンジ ノ ショジ ニ コンナン ノ アル チュウガクセイ ニ タイスル オンライン デ ノ カンジ シドウ
  • Practical report of learning support in coronavirus -Online instruction for junior high school students who have difficulty writing kanji-

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コロナ禍において漢字の書字に困難のある中学生に対し，オンラインでの指導の経過を報告した。オンラインでの学習は学びを保障するものとして機能したのか，さらに，対面での指導とオンラインでの学習を比較し，その効果と課題，可能性を検討した。オンラインでの学習支援は漢字の書字に困難のある中学生の学びを保障しただけでなく，対面に比べて漢字の定着率が高かった。定着率が高かった理由に，正誤を即時にフィードバックできたこと，適切なタイミングで声掛けができたこと，間隔を狭めて回数を多く実施できたことが考えられた。一方の課題にはモチベーションの維持や，学習環境を整えることの難しさ，通信環境の問題が考えられた。オンラインの活用は場所や時間の制約の壁を取り除き，きめ細やかな支援を受けることを可能にすると考えられる。コロナ禍においてオンラインでの学習支援は，支援者との直接的やり取りを保障するものとして有用であった。

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