授業中の子どもの「気になる」行動に対する小学校教員の介入意識の規定因
書誌事項
- タイトル別名
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- Determinants of Elementary School Teachers’ Intervention Awareness Towards Children’s ‘Concerning’ Classroom Behaviors
- Focusing on Self- and Other-Orientation of Empathy, and Experience with Children with Disabilities
- 共感性の自己指向・他者指向および障害児者とのかかわり経験に着目して
抄録
近年の研究から,ADHD特性を有する児童は,学習に集中するために身体運動を行ったり,課題に無関係な刺激を欲したりしている可能性が示唆されている。本研究では,このような背景の下,これらに関係すると思われる子どもの諸行動が授業中に見られた場合にどの程度やめるよう強く介入するかといった小学校教員の介入意識の規定因について検討した。その結果,(1)対象児にADHD特性の情報がある場合には,特性情報がない場合と比較して介入意識が弱まること,(2)「視点取得」や「他者指向的反応」といった他者指向的な共感性の高さは,ADHD特性を有する児童の無意識的行動に対する介入意識を弱める一方で,特性情報のない児の意識的行動に対する介入意識を強める可能性,(3)重度重複障害児者とのかかわり経験は,「自己指向的反応」の抑制を通じて,特性情報のない児の意識的行動に対する介入意識を弱める可能性等が明らかとなった。
収録刊行物
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- LD研究
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LD研究 33 (1), 70-80, 2024-02-25
一般社団法人 日本LD学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390299318829993984
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- ISSN
- 24344907
- 13465716
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可