常時微動計測による橋脚の固有振動数自動モニタリングの試行

DOI
  • 濱田 吉貞
    西日本旅客鉄道株式会社 鉄道本部構造技術室
  • 金 哲佑
    京都大学大学院工学研究科社会基盤工学専攻
  • 北川 慎治
    富士電機株式会社 技術開発本部デジタルイノベーション研究所

抄録

<p> 大雨等による水位上昇やそれに伴う基礎の洗掘によって,基礎の安定性が著しく低下する恐れがある河川橋りょうでは,桁下水位を指標に運転規制を行い列車の安全を確保している.その後水位が低下して規制解除する際は,衝撃振動試験で橋脚の固有振動数を測定し橋りょうの安全を確認するが,この確認に時間を要すると運転再開の遅れにつながる.そこで,橋脚基礎の健全性をリアルタイムで観測する方法として,橋脚に設置した加速度計で微小な振動を常時測定し,振動波形から連続的に固有振動数を同定するモニタリングの試行に取り組んだ.本稿はその概要を紹介する.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390299318848870528
  • DOI
    10.11532/jsceimf.1.1_30
  • ISSN
    27590240
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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