河川流の水面の微小温度差を利用した可視化乱流計測方法の開発

書誌事項

タイトル別名
  • DEVELOPMENT OF AN IMAGE-BASED TURBULENCE MEASUREMENT METHOD UTILIZING SMALL TEMPERATURE DIFFERENCES ON THE WATER SURFACE OF A RIVER

抄録

<p> 河川流を可視化計測する際には,水流の乱れに起因して現れる波紋を映像パターンとして追跡して流速分布を算出する.低水時など波紋が不明瞭な場合には表面トレーサーを散布するが,表面トレーサーは表面流の吸い込み部へ引き寄せられトレーサー密度が不均一になり,統計量の算出などに制限があった.ところで,河川流では河床・水流・大気の温度差と乱流によって水温の微少なゆらぎが生じる.この温度ゆらぎは水面にも現れることから,この温度ゆらぎを中波長赤外線カメラにより映像パターンとして取得し,STIVの特長を活かした新たな方法を考案して,河川流の乱流計測を試みた.提案手法とPIVによる乱流特性の分析結果と比較した結果,提案手法はより高精度に乱流成分が取得できることが示唆された.</p>

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