浮遊微細水滴の水平方向輸送を考慮に入れた時間降雨遮断量推定法の提案

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タイトル別名
  • PROPOSAL OF AN HOURLY RAINFALL INTERCEPTION MODEL IN CONSIDERATION OF MICRO-DROPLET FLUXES ABOVE CANOPIES

抄録

<p> 著者らは水平方向の浮遊微細水滴輸送が降雨遮断に寄与するという仮定の下,風速および浮遊微細水滴量の源となる降雨量を時間変動する確率変数と見なし,乱流あるいは移流拡散係数の概念を水平方向の浮遊微細水滴輸送に援用することで,浮遊微細水滴の水平輸送フラックスを風速と降雨強度の風雨積として確率論的に定式化し,この風雨積を基本説明変数として構成される降雨遮断量の重回帰モデルを提案した.徳島県内に開設された2つの流出試験地(奥野井試験地:針葉樹,横野谷試験地:広葉樹)で観測された降雨遮断量及び気象データから総計219の降雨イベントが抽出され,降雨イベントごとに観測データが本論文で提案される重回帰モデルに適用された.解析結果は本重回帰モデルが降雨遮断量の時間変化を良好に再現することを示した.</p>

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