人工衛星画像と河川観測水位を用いた河川構造物周辺地形の推計

書誌事項

タイトル別名
  • MONITORING METHOD OF RIVER MORPHOLOGY AROUND RIVER STRUCTURE USING ESTIMATED ELEVATION WITH SATELLITE IMAGES AND OBSERVED RIVER WATER LEVEL

抄録

<p> 時系列的な人工衛星画像と河川の観測水位を組み合わせて,緩勾配河川の水位変動域における標高を推計し,砂州の移動や構造物周辺の洗堀のモニタリングに適用した.人工衛星画像により水域として抽出されるときと抽出されないときの間に,当該地点の標高が含まれると仮定して標高を推計するものとした.この際,複数の水位観測所を用いて推計した標高を,各観測所からの距離に応じて内挿することで水面勾配を考慮した.天候の影響を受けず高水位時の観測に適したレーダ衛星と,天候の影響は受けるもののノイズの少ない光学衛星を用いてブラマプトラ川中流域の河川構造物周辺地形を推計した.いずれの衛星も砂州の変遷や河川構造物周辺の洗堀の進展を把握できるものの,解析対象とする標高範囲や水平規模に応じて適用性が異なることを示した.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ