皮膚科診療における傾聴

DOI
  • 檜垣 祐子
    若松町こころとひふのクリニック 藤田医科大学アレルギー疾患対策医療学

書誌事項

タイトル別名
  • Active Listening in Dermatology Practice

抄録

<p>心身医学の臨床では傾聴が医療者に求められる態度の基礎となっている.これは共感的,受容的に話し手に耳を傾け,聞き手自身に無理がないという態度である.受容と共感は,医療の現場で特に重視され,診療科によらず共通の主題である.</p><p>皮膚科診療においては,視診や触診が重要であるため,傾聴しつつ並行して診察,検査,治療を行うことになる.そのため,受容・共感的診療には多少の工夫が必要である.</p><p>傾聴することは,よい治療関係を構築し,望ましい治療結果をもたらす.また,傾聴は小さな治療的自己ともいわれるように,治療者の成長にもつながるものと考える.</p>

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 64 (2), 120-124, 2024

    一般社団法人 日本心身医学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390299318867787008
  • DOI
    10.15064/jjpm.64.2_120
  • ISSN
    21895996
    03850307
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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