広域を対象とした豪雨時流出土砂の到達危険度評価

書誌事項

タイトル別名
  • Assessment of sediment arrival hazard during heavy rainfall for wide region

抄録

<p>豪雨時に広域で同時多発する土砂流出の到達危険性を評価するために,セルラオートマトン法とマルチエ ージェント法を組み合わせた数値シミュレーションツールを開発している。土砂流出や流動を規定するル ールを簡易化し,大規模な連立方程式を解く必要がなく高速演算が可能となること,すなわち広域モデルを対象とできること,土砂流動の簡易ルール記述に用いるパラメータの変動やばらつきを考慮した検討を多ケース行えること,などの特徴を活かした手法としている。本稿では,単純斜面モデルを用いたパラメトリックスタディや実際の豪雨時土砂災害を対象とした再現解析を実施し,開発ツールの妥当性および適用性を示す。また,複数の渓谷出口地点において,豪雨時に土砂が到達する危険度を相対的に評価した事例を示す。</p>

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