先天性消化管閉鎖症における出生前診断の意義の検討

DOI
  • 田中 亮
    名古屋大学医学部附属病院総合周産期母子医療センター新生児部門(現,名古屋第一赤十字病院小児科)

抄録

<p> 背景</p><p> 先天性消化管閉鎖症は出生前診断される代表的な疾患である。出生後に診断確定のための精査を行い,消化管の減圧,脱水や電解質異常の補正などで全身状態を安定させ,外科的治療を施行し,栄養の確立を図ることが一般的な治療戦略である。先天性消化管閉鎖症が出生前診断されることは,出生後の速やかな介入につながり,児の予後を改善させる可能性があると考えられるが,これまで十分な検討はなされていない。また,先天性消化管閉鎖症における出生前診断が,父母の心理面に与える影響についても明らかではない。</p>

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  • CRID
    1390299318868089856
  • DOI
    10.34456/jspnmsympo.37.0_35
  • ISSN
    2759033X
    13420526
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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