頭頸部癌における高齢者機能評価ツールG8の有用性
書誌事項
- タイトル別名
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- Usefulness of the G8 geriatric functional assessment tool in head and neck cancer
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説明
高齢頭頸部がん患者に対してG8を用いて高齢者機能を評価し予後等について調査を行うことで簡易スクリーニングツールとしてのG8の有用性について検討した。2018年1月から2019年12月までの2年間に当科を一次治療で受診した70歳以上の頭頸部がん患者37名に対して,G8値と生命予後との関連から算出したG8値のカットオフ値が10.5となった。G8値<11を高齢者機能低下群として全生存率を解析したところ,3年全生存率はG8値≧11群:88.0%,G8値<11群:35.3%となり,2群間で有意差を認めた。これらの結果から高齢頭頸部がん患者においてG8の予後指標としての有用性が示唆された。
収録刊行物
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- 頭頸部外科
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頭頸部外科 33 (3), 347-352, 2024
特定非営利活動法人 日本頭頸部外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390299362593183744
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- ISSN
- 1884474X
- 1349581X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可