高断熱住宅の床下暖房時の基礎スラブ蓄熱状態とエアコン消費電力

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タイトル別名
  • Foundation Slab Heat Storage Condition and Air Conditioner Power Consumption During Crawl Space Heating by Air Conditioner in a Highly Insulated House

抄録

<p>本稿は高断熱な住宅においてエアコン暖気を床下に送り、暖気の屋内への搬送に専用のダクトやファンを利用しない暖房方式について実測し、そこから得られたエアコン稼働状況と基礎スラブにおける蓄熱性状について報告するものである。エアコンの稼働中に暖房が停止し低消費電力状態になると、床下の基礎スラブに蓄熱された熱の効果によって温度低下が抑制される現象が確認された。エアコンの稼働中に暖房が常時継続する状態においては基礎スラブにおいて熱が流出し続け、消費電力が大きくなる。これは床下暖房の負荷設計では基礎スラブからの熱損失の考慮が必要であり、消費電力抑制には暖房の間欠的運転よる蓄熱利用が有効であると示唆するものである。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390299362606567296
  • DOI
    10.18948/shase.48.312_61
  • ISSN
    24240486
    0385275X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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