地方都市における消費者の次世代自動車に対する選好 -北陸地域のケース-

書誌事項

タイトル別名
  • CONSUMERS’ PREFERENCE ON THE NEXT GENERATION VEHICLE IN LOCAL CITIES – A CASE OF HOKURIKU REGION –

抄録

<p> 本研究では,地方都市における消費者を対象とした質問紙調査により,燃料電池車(FCV)や電気自動車(BEV)に対する消費者の選好を明らかにする.得られた主な知見は以下のとおりである.第1に,FCV,BEVいずれについても,特にライフサイクル全体での温室効果ガス排出量等に係わる知識は希薄な傾向にある.第2に,FCVに対する選好は,購入価格,燃料代,水素ステーション整備数,航続距離の順であり,BEVについては,燃料代,購入価格,航続距離,急速充電施設数の順となっており,それぞれの特性を反映して各要素の重要度はやや異なっている.第3に,いかなるケースでもFCVもBEVも選択しない回答者は40.3%と非常に多く,その理由として,「全ての面において現在のガソリン車と同等かそれ以上」が46.5%を占めており,前述の選好要素の重要度に沿った環境の改善が重要であることが示唆される.</p>

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参考文献 (2)*注記

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