書誌事項
- タイトル別名
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- Psychological Entitlement in the COVID-19 Pandemic
抄録
<p>新型コロナのパンデミックによって,私たちは感染ガイドラインを遵守するように求められるようになった。先行研究によれば,心理的特権意識が高い人たちはガイドラインを遵守した行動をとりにくい。私たちは,こうした現象は心理的特権意識が高い人たちが他者のことを配慮していなかったり,自分が新型コロナに感染しても重症化しないと考えるために生じるという仮説をたてた。本研究は,2021年4月と2022年1月に合計5回の調査を実施した。本研究に参加したのは,全部で日本の大都市圏に住む1750名であった。調査の結果,仮説は支持された。ただし,それは緊急事態宣言やまん防が発出されているときに限られていた。心理的特権意識が高い人たちがなぜガイドラインを遵守しにくいのかについて考察した。</p>
収録刊行物
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- パーソナリティ研究
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パーソナリティ研究 32 (3), 188-198, 2024-03-14
日本パーソナリティ心理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390299461943814784
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- ISSN
- 13496174
- 13488406
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可