セレウス菌による集団食中毒園児の受け入れの経験
書誌事項
- タイトル別名
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- Experience of Handling a Mass Food Poisoning (<i>Bacillus cereus</i> Contamination) Occurred in a Kindergarten (about 300 Kids).
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抄録
<p>当院では平成12年より年1回,熊本市と合同で災害医療訓練を実施し,緊急災害時の受け入れ体制を整えている。平成13年12月1日,市内保育園の餅つき大会で食中毒が発生し,患者346名中園児65名と大人2名の合計67名が当院へ搬入された。土曜日の昼であったため, 日直者および院内にいた医師,看護師,事務職員,そして連絡網やマスコミで情報を知り参集した職員総員50数名で対応した。例年実施される災害医療訓練と今回の食中毒患児の受け入れの実際とを比較してみると訓練と同様,対策本部を設置し一連の行動はとれた。初期段階では,担当部門の日直者がそれぞれ準備を行うことと,戦力となる勤務中の看護師や事務職員の応援体制を整えることが重要である。患児の救急対応は,患児を見守る職員の確保と保護者の対応を整理することで混乱を防止できた。また,日ごろの訓練が重要であると再認識した。</p>
収録刊行物
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- 日本臨床救急医学会雑誌
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日本臨床救急医学会雑誌 7 (1), 55-59, 2004-02-29
一般社団法人 日本臨床救急医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390299517782855936
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- ISSN
- 21879001
- 13450581
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可