書誌事項
- タイトル別名
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- Examination of Attribution for Bullying : Based on Responses on a Free-answer Questionnaire Analyzed
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抄録
いじめ被害を含むトラウマ体験の心理的影響には,その体験に対する自己非難的な原因帰属が関連していると考えられる。また,いじめ被害者以外の者が「いじめられる側にも問題がある」と被害者への有責性意識を持つことが,いじめ問題の解消を妨げる一要因であると考えられている。本研究では,いじめ体験における自己非難的帰属研究の発展を目指し,実際に体験したいじめの原因帰属の構造について,時間的経過や体験した立場の観点を踏まえて探索的に検討することを目的とした。高校生・大学生260 名を対象に質問紙調査を行った。調査内容は,いじめ体験の内容(立場,時期,内容),いじめの原因帰属,いじめの原因帰属に関する自由記述であった。量的な検討から,加害者の原因帰属は時間的経過に伴い変化する可能性があること,加害者は被害者や傍観者に比べて「加害者への帰属」が低いことが示された。また,クラスター分析の結果,被害者と加害者の双方において,「被害者にも原因がある」と考えている一群があることが明らかとなった。最後に,数量化理論第Ⅲ類による自由記述の分析を行い,いじめ体験の原因帰属の構造について考察した。
収録刊行物
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- 神戸大学発達・臨床心理学研究
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神戸大学発達・臨床心理学研究 23 23-31, 2024-02-28
神戸大学大学院人間発達環境学研究科心理発達論分野
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390299517783170944
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- NII書誌ID
- AA11821911
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- HANDLE
- 20.500.14094/0100487325
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可