「県央に自然史博物館がやってくる!?」シンポジウムとオオサンショウウオ・エコミュージアム・ツアーへの参加者アンケートの結果

DOI 機関リポジトリ オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Results of the participant questionnaire for the symposium and giant salamander tour at the Hiroshima University Museum’s “Natural history museum is coming to the KEN-OU central prefecture region!?” exhibition

この論文をさがす

抄録

広島大学総合博物館では,2022 年夏に企画展「県央に自然史博物館がやってくる!?」を東広島市の豊栄支所で開催した。その反省と今後の展望を考えるシンポジウムを2023 年2 月に行った。シンポジウムへの参加と合わせて,オオサンショウウオ保護施設の見学を行うエコミュージアム・ツアーを行った。エコミュージアム・ツアーは2019 年より行っており,その都度情報収集を図っている。本報告は,この時の参加者アンケート結果をまとめたものである。 参加者の多くは,オオサンショウウオの実物を見ることを求めてエコミュージアム・ツアーに参加しており,その機会は一定の集客力を有する。ツアーを通じて,参加者はオオサンショウウオ問題への理解を深めている。プロジェクトに地元の高校生が関わっていることは好意的に評価されており,学習施設としての「オオサンショウウオの宿」や学習教材としてのオオサンショウウオへの期待は高い。一方,観光利用については,いくつもの課題が指摘された。 エコミュージアム・ツアーは好意的に評価されている。しかし,参加費について,希望する参加費と実際の費用との間には乖離がある。ただし,その差は参加人数を増やせば解消可能な差である。今後,受け入れ人数を増やせる体制を整えるとともに,マーケティングが鍵となる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ