6Gに向けたミリ波・テラヘルツ帯フェイズドアレー無線技術

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タイトル別名
  • Millimeter-Wave and Terahertz Band Phased Array Transceiver Technology for 6G

抄録

5Gでは,ミリ波帯を用いた高速・大容量通信が主要な特徴の一つになっている.ミリ波の大きな距離減衰や強い直進性を克服して,有効に活用するには,フェイズドアレーアンテナによるビームフォーミングが不可欠である.本論文では,現状の5Gで用いられているミリ波帯フェイズドアレー無線機の原理や基本構成や実装技術について解説する.また,実際に65 nm CMOSを用いて開発した28 GHzビームフォーミングICとフェイズドアレーモジュールを紹介する.2030年頃に実用化が期待される6Gでは,更に高いサブテラヘルツ帯(100-300 GHz)を利用して,100 Gbps級の超高速・大容量通信を目指している.その実現に向けても,フェイズドアレー無線はキーとなる技術であり,その可能性と技術課題についても述べる.

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390299595849879936
  • DOI
    10.14923/transelej.2023jci0014
  • ISSN
    18810217
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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