書誌事項
- タイトル別名
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- Analysis of substances contributing to the coffee flavor using headspace-GC-MS, GPC-GC-MS, and odor test
抄録
<p>焙煎コーヒーの水抽出液に含まれる香気成分解明のため,高揮発性成分と低揮発性成分に分けて分析した.高揮発性成分はHeadspace-GC-MSで同定・定量した.低揮発性成分は水抽出液を酢酸エチル抽出し,その濃縮液をGPC分画し,画分ごとにGC-MSで同定・定量した.高揮発性成分はHeadspace閾値を,低揮発性成分は溶液閾値を求め,それぞれ,定量値を閾値で除した香気強度によりコーヒーの香りに寄与している香気成分について考察した.その結果,香気に強く寄与している成分として,高揮発性成分では,Acetaldehyde,2-Methylbutanal,3-Methylbutanal,2,3-Butanedione,2,3-Pentanedioneを確認した.低揮発性成分ではIsovaleric acid,2-Methoxy-4-vinylphenol,2-Methoxyphenol,Furaneol,Phenylacetic acidを確認した.また,3-Hydroxy-β-damasconeの存在も推定された.</p>
収録刊行物
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- におい・かおり環境学会誌
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におい・かおり環境学会誌 55 (2), 116-125, 2024-03-25
公益社団法人におい・かおり環境協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390299595850325376
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- ISSN
- 13497847
- 13482904
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可