書誌事項
- タイトル別名
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- Effectiveness of Karyadkis Flap for Pilonidal Sinus
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説明
<p>はじめに:毛巣洞は殿裂皮下に体毛が嵌入することにより生じる感染性疾患である.標準的治療は手術だが,正中切開閉鎖術後に創離開を生じ創傷治癒が遅延する症例を多く経験する.開放術も創傷治癒に時間がかかり再発症例も認める.当院ではKarydaikis flapを採用し良好な結果を得た.</p><p>方法:2012年から2022年まで毛巣洞20例(正中切開閉鎖術7例,開放術4例,Karydakis flap 9例)において手術時間,創傷治癒期間,創離開,創感染,および再発について検討した.</p><p>結果:正中切開閉鎖術症例は全例に創離開を生じ,創感染および再発を1例認めた.開放術症例では再発を1例認めた.Karydakis flapでは2例が創離開し再発はなかった.手術時間はKarydakis flapが最も長く,治癒期間は最も短かった.</p><p>結語:Karydakis flapは,手術時間は長くなるが,治癒期間短縮と再発減少が期待できる.</p>
収録刊行物
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- 日本大腸肛門病学会雑誌
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日本大腸肛門病学会雑誌 77 (4), 221-228, 2024
一般社団法人日本大腸肛門病学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390299595850331392
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- ISSN
- 18829619
- 00471801
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可