2013年から2022年までに広島県で検出されたノロウイルスGII.2及びGII.4 Sydneyの遺伝子解析

DOI
  • 末井 真菜
    広島県立総合技術研究所 保健環境センター
  • 伊藤 彩乃
    広島県立総合技術研究所 保健環境センター
  • 重本 直樹
    広島県立総合技術研究所 保健環境センター

書誌事項

タイトル別名
  • Genetic Analysis of Norovirus GII.2 and GII.4 Sydney Genotypes detected in Hiroshima Prefecture between 2013 and 2022.

抄録

ノロウイルスの遺伝子型別法は,Capsid領域の配列によって行われていたが,本ウイルスは以前からORF1とORF2の間のジャンクション領域で遺伝子の組み換えが頻発することが知られており,ORF1のRdRp領域とORF2のCapsid領域の両方を用いて遺伝子型別を行うDual Typing法が推奨されている.今回,2013年から2022年までに当センターで検査を実施した急性胃腸炎患者のノロウイルス陽性検体のうち,検出数の多かったノロウイルスGII.2とGII.4 SydneyについてDual Typing法で遺伝子型別を行い,系統樹解析を行った.その結果,当該期間においては,GII.2はGII.2[P16]のみ,GII.4 SydneyはGII.4 Sydney[P16]とGII.4 Sydney[P31]の2つの遺伝子型が存在していたことが判明した.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390299616456509568
  • DOI
    10.60360/hitrihec.31.0_7
  • ISSN
    27590690
    18824250
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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