計測者に設置した慣性センサによる関節角度計測の妥当性と信頼性の検討

DOI
  • 城野 靖朋
    奈良学園大学保健医療学部リハビリテーション学科
  • 野田 優希
    奈良学園大学保健医療学部リハビリテーション学科
  • 前田 吉樹
    奈良学園大学保健医療学部リハビリテーション学科
  • 山本 秀美
    株式会社ハーフ・センチュリー・モア サンシティ木津
  • 池田 耕二
    奈良学園大学保健医療学部リハビリテーション学科

書誌事項

タイトル別名
  • Validity and reliability assessment of joint angle measurement using inertial sensors placement on the examiner

抄録

<p>【目的】本研究では慣性計測ユニット(IMU)のセンサを計測者に設置して関節角度を計測する方法(IMUrater)の妥当性と信頼性について検証した.【方法】健常成人16名を対象とし,IMUraterと光学カメラを用いた運動分析システム(OMC)を利用した計測方法との妥当性と,IMUraterの信頼性を検証した.【結果】IMUraterとOMCを利用した方法との重相関係数(CMC),二乗平均平方根誤差(RMSE)はそれぞれ0.93,31.20度であった.IMUraterのセッション内のCMC,RMSE,級内相関係数(ICC)はそれぞれ0.95,19.40度,0.92,セッション間はそれぞれ0.85,35.74度,0.19であった.【結論】IMUraterの相対的な角度に高い妥当性が確認された.セッション内の信頼性は高かったが,セッション間では時系列波形データの類似性であるCMCのみが高い信頼性であった.絶対的な角度は誤差が大きいことも確認された.</p>

収録刊行物

  • 地域理学療法学

    地域理学療法学 3 (0), 77-85, 2024-03-31

    一般社団法人 日本地域理学療法学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390299673814702080
  • DOI
    10.57351/jjccpt.jjccpt23005
  • ISSN
    27580318
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

問題の指摘

ページトップへ