低温焼成型セメントを使用したコンクリートの強度および発熱性状

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  • 茶林 敬司
    株式会社トクヤマ　セメント開発グループ（〒299-0268　千葉県袖ケ浦市南袖10） 島根大学　大学院自然科学研究科（〒690-8504　島根県松江市西川津町1060）
  • 原 百花
    株式会社トクヤマ　セメント開発グループ（〒745-8648　山口県周南市御影町1-1）
  • 新見 龍男
    株式会社トクヤマ　セメント開発グループ（〒745-8648　山口県周南市御影町1-1）
  • 新 大軌
    島根大学　大学院自然科学研究科（〒690-8504　島根県松江市西川津町1060）

書誌事項

タイトル別名
  • STRENGTH AND HEAT GENERATION PROPERTIES OF CONCRETE USING LOW BURNING TEMPERATURE TYPE CEMENT

抄録

<p>鉱物組成を調整した低温焼成型セメントを使用したコンクリートの強度と発熱性状について検討した。圧縮強度の結果は、普通強度配合の場合は材齢3日まで、高強度配合の場合は材齢28日までOPCと同等の強度発現性を示した。これはC4AFの増量によりカルシウムアルミネート系の水和物が増加したため、それが材齢初期における強度発現に寄与したと考えられる。一方、断熱温度上昇量はOPCに比べて低い値を示した。その要因は、OPCに比べて発熱の大きいC3Aが少なく、増量させたC4AFは発熱量が比較的小さいためであると推察される。</p>

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