超低粘度エポキシ樹脂を用いたひび割れ注入補修による鉄筋コンクリート梁の曲げ性状回復効果と補修されたコンクリート中における鉄筋の引張挙動

  • 山口 信
    熊本大学 大学院先端科学研究部(〒860-8555 熊本県熊本市中央区黒髪2-39-1)
  • 王 悦
    熊本大学 大学院自然科学教育部(〒860-8555 熊本県熊本市中央区黒髪2-39-1)
  • 小宮 瞭太
    熊本大学 大学院自然科学教育部(〒860-8555 熊本県熊本市中央区黒髪2-39-1)
  • 堂園 碧斗
    熊本大学 大学院自然科学教育部(〒860-8555 熊本県熊本市中央区黒髪2-39-1)

書誌事項

タイトル別名
  • RECOVERY EFFECT OF FLEXURAL PERFORMANCE OF REINFORCED CONCRETE BEAMS BY CRACK INJECTION REPAIR USING ULTRA-LOW VISCOSITY EPOXY RESIN AND TENSILE BEHAVIOR OF REBARS EMBEDDED IN REPAIRED CONCRETE

抄録

<p>本研究では、超低粘度エポキシ樹脂を用いたひび割れ注入補修による鉄筋コンクリート(RC)梁の曲げ性状回復効果を実規模の1/3程度の縮尺を有するRC梁試験体の曲げ載荷試験により検証するとともに、ひび割れ注入補修されたコンクリート中における鉄筋の引張挙動を両引き試験により検討した。RC梁の曲げ載荷試験からは、補修時点で引張鉄筋が降伏していたRC梁の曲げ性状を、本補修により無損傷と同等にまで回復できることが確認された。また、両引き試験からは、ひび割れ注入補修により初期載荷時とは異なる位置でコンクリートに新たな引張ひび割れが生じ、そこを起点として鉄筋降伏が伝播していく現象が確認された。</p>

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