コンクリート構造物を対象とした模様の投影によるSfM点群データの高精度化に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • RESEARCH ON THE ACCURACY ENHANCEMENT OF SFM POINT CLOUD DATA FOR CONCRETE STRUCTURES THROUGH PATTERN PROJECTION

抄録

<p> 我が国では,i-Constructionの推進に伴い,地物の表層を3次元的に捉えた点群データの取得機会が増大している.特に,多視点画像から点群データを生成できるSfMが注目されている.しかし,SfMは,各画素のRGB値より計算される特徴量の類似度に基づき対応点や自己位置を推定するため,一面白色の壁等の色情報の変化が乏しい対象物では,点群データの生成が困難である.</p><p> 既往研究では,プロジェクタを用いて対象物に模様を投影し,SfMによる点群データの点数と精度を向上させる手法を提案したが,実際に存在しない凹凸が発生する課題がみられた.そこで,本研究では,点群データの生成に有効な模様を試作し,橋脚模型を使用した実証実験により有用性を確認した.その結果,考案手法により,レーザ機器と比較し誤差10mm以内の点群データをSfMで生成できることを明らかにした.</p>

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参考文献 (6)*注記

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