血縁間生体腎移植と非血縁間生体腎移植の臨床的検討:多施設共同研究 Michinoku Renal Transplant Network, MRTN
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抄録
<p>【目的】本邦の生体腎移植において非血縁者間移植が増加している。非血縁者間移植は配偶者間移植がほとんどで、一般的に血縁者間移植と比べ免疫学的ハイリスクとされている。また、夫婦間移植の中でも夫から妻への移植の方が妻から夫への移植より免疫学的リスクが高いとされているが、これらを分けて検討した報告は少ない。今回我々は、多施設で行われた生体腎移植について夫婦間移植の成績を中心に検討した。【方法】1998年から2021年にかけて行われた643例の生体腎移植のうち、血縁間移植381例、夫婦間移植262例。夫から妻への移植92例、妻から夫への移植170例について、共同データベースを用いて後ろ向きに解析した。【結果】グラフトロスまでの期間は血縁者間と非血縁者間で統計学的な有意差を認めなかった。また、夫婦間において夫から妻へと妻から夫への移植についても検討したが統計学的有意差を認めなかった。【考察】夫婦間移植は血縁者間移植と比較し移植腎の生着期間に差がなく、免疫学的リスクは同等であると考えられる。</p>
収録刊行物
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- 移植
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移植 58 (Supplement), s305_1-s305_1, 2023
一般社団法人 日本移植学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390299673815350272
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- ISSN
- 21880034
- 05787947
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可