サッカーにおける速度を基準とするレジスタンストレーニング:現場への応用とテクニック的側面の考察

  • Hernández-Belmonte Alejandro
    Human Performance and Sports Science Laboratory, Faculty of Sport Sciences, University of Murcia
  • Alegre Luis M.
    GENUD Toledo Research Group, Faculty of Sport Sciences, University of Castilla-La Mancha CIBER of Frailty and Healthy Aging (CIBERFES)
  • Courel-Ibáñez Javier
    Human Performance and Sports Science Laboratory, Faculty of Sport Sciences, University of Murcia Department of Physiology and Biochemistry, Faculty of Physical Education and Sport, Charles University

書誌事項

タイトル別名
  • Velocity-Based Resistance Training in Soccer: Practical Applications and Technical Considerations
  • サッカー ニ オケル ソクド オ キジュン ト スル レジスタンストレーニング : ゲンバ エ ノ オウヨウ ト テクニックテキ ソクメン ノ コウサツ

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抄録

<p>レジスタンストレーニング(RT)介入に利用できる信頼性の高い方法として、速度を基準とするトレーニング(VBT)が確立されたのは2010年以降のことである。VBTは、エクササイズの短縮性局面におけるバーベル速度(アスリートが外部負荷に適用する力の直接の結果)を観察することにより行なわれる。サッカーチームのコーチやフィジカルトレーナーは、VBTを幅広い方法で利用することができる。バーベル速度と相対強度の密接な関係(負荷-速度関係)を考えると、プログラムした強度に近似する負荷を、各トレーニングセットでその都度利用することが可能になる。VBTのような速度低下や「努力レベル」を利用するトレーニング方法は、RTがもたらすセット内疲労を計画し、制御することを可能にする。バーベル速度の観察を測定項目に組み込めば、負荷の全範囲にわたって筋力の変化を見極め、神経筋系の回復状態を評価して妥当で実践的な指導を提案することに役立つであろう。本稿では、VBTの現場への応用に関する詳細なレビューを行ない、サッカーで実施する際に考慮する必要のあるテクノロジー的側面とテクニック的側面を考察する。</p>

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